2011年9月24日土曜日

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河野敦子さん被爆証収録(20110917)

2011年9月24日土曜日 13:51
9月17日土曜日13:00~15:00河野敦子さんの被爆証言収録をしました。
インタビュアーは三浦です。
河野敦子さんは大正15年生まれで20歳の時に被爆しました。
被爆した場所は爆心地から1.3kmの天満町です。
河野さんは当時の状況を流れに沿って詳しく教えてくださいました。
「あの時は逃げることに必死だった。」
「あの死体だらけの光景を言い表すことはできん。」
話を聞く中で、その様子が頭に次々と浮かんできました。
しかし、想像もつかないような光景が、見慣れた広島に広がっていたと言うことを考えると、体が震えました。
「死にたいと思ったことはない。
でもあの日の事は話したくなかった。」とおっしゃっていました。
被爆した時の話をするのは、月日が経ったとしても、勇気がいることだと思います。
こうやって私たちに話して下さることはどんなに素晴らしいことなのだろうと思いました。
また被爆者の方は高齢となり、話を伺える機会も少なくなっています。
もっと多くの被爆者の方から、話を伺っていきたいです。

被爆証言収録を終えた後、紅茶などをいただいて座談しました。
河野さんは80代に見えないほどお綺麗で、お孫さんのことを楽しそうに話してくださいました。
また信仰心の強い方で、毎日神様にお祈りをしているそうです。信仰の大切さを実感しました。


河野敦子さん、貴重な時間をありがとうございました!

(三浦史織)